2013-04-03 第183回国会 参議院 憲法審査会 第2号
①の多様な民意の反映に相当するのが憲法四十六条に定める各参議院議員の任期六年半数改選制であること、②の第一院の補完機能に相当するのが参議院の緊急集会の制度であること、③の慎重審議の励行に相当するのが両議院における法律案の議決という形式を取っていること、④議会内の均衡の要請に相当するのが憲法六十条二項など憲法所定事由以外両院は対等であるという点であります。
①の多様な民意の反映に相当するのが憲法四十六条に定める各参議院議員の任期六年半数改選制であること、②の第一院の補完機能に相当するのが参議院の緊急集会の制度であること、③の慎重審議の励行に相当するのが両議院における法律案の議決という形式を取っていること、④議会内の均衡の要請に相当するのが憲法六十条二項など憲法所定事由以外両院は対等であるという点であります。
半数改選制で数字二以上の偶数値で、有権者の数を都道府県の区割りですので動かすことができないということであるならば、一対二には数学的にはなりません。したがいまして、都道府県別ではなくてブロック制だとか都道府県の枠を超えて有権者の数を右左に動かすことができるのであるならば、当然一対二に収まるようなことができるであろうと。
日本国憲法の制定に伴いまして、参議院は衆議院と同様に公選によるべきものとされたところでございますが、その中でいかにして衆議院と違った参議院の特色を出すかということは立法の当初から大いに議論がされまして、御案内のとおり任期六年の半数改選制と、加えて選挙区制とにその特色が求められたところでございます。
とりわけ、参議院における三分の二の賛成がなければいけないということは、半数改選制の参議院においては非常に重いバリアになっていると思います。したがって、現在お考えになられているような憲法審査会のあり方もいいんですけれども、ある院に憲法改正案が百人以上の賛成で提出されたとして、ほかの院の方は全然まだ動いていないというような事態というのは余りよろしくないんじゃないか。
また、両議院の任期の差と参議院の半数改選制により、多くの選挙の機会が保障され、流動的な民意を国会に反映することができます。 第三の存在理由は、議事が二つの議院によって審議されることにより、先議院での審議過程で取り上げられず、または明確にならなかった問題点を、後議院が審議することにより、他院の審議を補完し、または再考を促すことができるということです。
これに対して、組織上の類型ということの関係で申し上げますと、現行憲法は両議院、両院議員の任期あるいは衆議院の全部入替え制及び参議院の半数改選制を定めるというほかは、両議院の組織法について特に規定するところがございません。かえって、選挙制度は基本的に法律で定めるという意味で、選挙制度法定主義という考え方を正面から取っているわけでございます。
さらに、参議院の議決が衆議院で三分の二の特別多数によって覆される憲法上の根拠につきまして、それが六年任期、三年ごと半数改選制という、四年任期で解散もあり得る衆議院議員と比較した場合の身分的安定性にひとまず見合ったものだといたしますと、再議決要件の緩和は参議院議員の任期の延長といった問題に発展することにもなるでありましょう。
参議院の場合は衆議院と違ってというところなんですけれども、ただ、憲法上許容されている衆参両院の違いというのは、半数改選制であるということだけではないかというのが私の意見であります。
さて、現行憲法は、これに対して、両議院の組織法、組織の問題につきましては、両院議員の任期、さらに衆議院の全部入れかえ制及び参議院の半数改選制というものを定めているわけですが、このほかには特に定めるところがございません。むしろ、いわば選挙制度法定主義あるいは選挙事項法定主義というべき規定を多く設けております。
また他方、参議院というのは、半数改選制ということによって、全部入れかえ制をとります衆議院のように一度の選挙で大きく勢力分野が変わるということが必ずしもないという点があります。そういう意味で、いわばよい意味での保守性といいますか漸進性といいますか、あるいは人によっては継続性という言葉を使う方もいますが、そういうことを持つこともやはり期待されているのだろうというふうに思います。
○上田参考人 参議院の定数不均衡是正の判決の問題につきましては、佐藤先生がおっしゃったとおりでございまして、半数改選制、偶数定数制、選挙区割りや定数配分をより長期間固定することで国民の利害や意見を安定的に国会に反映させる機能といったような、こういうものを加味するという意味合いが込められているのではないかと思います。
参議院議員の定数是正問題、これも重要な課題でありますことは十分認識いたしておりますが、いわゆる半数改選制、そして各選挙区の地域代表的性格、これらをどう考えるか、こうした選挙制度の基本にかかわる問題がございますので、まさに本院初め各方面の論議を踏まえなければならない課題であると考えております。 さて、国、地方にわたる行革についての所見をお述べになりました。
それから、参議院議員の定数是正問題も重要な課題であるということは承知しておりますが、半数改選制あるいは各選挙区の地域代表的性格をどう考えるか。言ってみれば、地域それ以前の制度そのものの基本にかかわる問題もございますので、これこそ国会を初め各方面の論議を踏まえなければならない課題だと思っております。 次に、消費税についていろいろな御意見がございました。
参議院議員の定数是正問題、これも重要な課題であると認識しておりますが、半数改選制でございますとか、あるいは地域代表的性格の問題でございますとか、そういう基本にかかわる問題がございますので、私もたびたび行き来さしていただきましたが、本院にはそれぞれ選挙制度に関する学識経験世界一の人がたくさんいらっしゃいますので、そういう方々とこれからも論議を重ねていくことが必要ではないかな、このように考えております。
次に、参議院の定数是正の問題につきましても、これは総定数を一体何人にしたらいいのかとか、半数改選制とか各選挙区の有する地域代表的性格とか非常に重要な基本的問題もございますので、特に参議院の各党において十分御論議いただくことが適当であると考えております。(拍手)
参議院の定数の配分につきましては、これが衆議院と違いまして、半数改選制であるとか、地域代表的な性格もまた非常に強いとか、そういういろいろな問題がありまして、その格差については衆議院と違った判断がなされております。昭和五十八年四月二十七日の最高裁判決では、参議院議員の五・二六倍の格差について合憲と判示されておるわけでございます。
参議院議員の定数配分につきましては、お話しのように逆転現象が生じていることなど、その是正も重要な課題と認識しておりますが、総定数を何人とするか、あるいは半数改選制や各選挙区の有する地域代表的な性格をどう考えるか、こういう問題は選挙制度の基本にかかわる極めて重要な問題であると考えておりますので、まず各党間で十分論議を尽くしていただきたいと考えておるところでございます。
一方、二番目の御指摘のございました参議院の定数配分の問題でございますが、参議院議員の定数是正も非常に重要な課題であるというふうに認識をいたしておるところでございますが、総定数を何人とするのかを初めといたしまして半数改選制という制度でありますとかあるいは各選挙区の有する地域代表的性格をどう考えるかというようなことなど選挙制度の基本にかかわる重要な問題でありますので、参議院の定数の問題につきましてもやはり
総定数を何人にするか、あるいはまた半数改選制や各選挙区の有する地域代表的な性格をどう考えるかなど、選挙制度の基本にかかわる重要な問題でありますので、この問題につきましてはやはり十分検討を進めなければならぬし、私ども自治省といたしましてもいろいろ検討しております。どうしても立法府を構成する各党間で十分この際御論議を尽くしていただきたいということを心から念願しております。
参議院の定数是正も重要な課題でございますが、総定数を何人にするかを初め、半数改選制や各選挙区の有する地域代表的な性格をどう考えるかなど、選挙制度の基本にかかわる問題でもありますので、まず各党周で十分御論議を尽くしていただくことが適当であると考えます。 国連中心、平和外交の推進はまことに同感でございます。
もちろん参議院の定数問題につきましても、衆議院の定数問題と同様に重要な問題であると認識いたしておりますが、この問題は、まず地方区の総定数をどうするかという問題にとどまらず、地方区の持つ地域代表的性格なり半数改選制をどのように考えているのかといった基本的問題との関連を十分考慮してかからなければなりませんので、各党間でさらに論議を尽くしていただき、その合意に基づいて、政府提案とするか、あるいは議員提案とするかを
ただ、この問題は、ただいま総理からお答えがございましたように、総定数をどうするかという問題のほかに、地方区の持っている地域代表的な性格、さらに、半数改選制といった特殊な事情をどのように考えるかといった基本的な問題との関連を十分考慮してかかりませんと、なかなか解決がつかないところであろうと思います。
そこで、これはもう大変定数問題というのは選挙制度上で重要なゆゆしき問題でございますが、これは衆議院の場合も同じでございましょうけれども、衆議院の場合は昭和五十年でしたかに一度定数の是正をやっておりますが、衆参通じて言えますことは、特にこの参議院の場合の地方区の総定数をどうするかということは、地方区の持っている地域代表的性格、こういうものと、それから半数改選制といった参議院独自の特殊な理由、そういうことがいろいろ